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執筆:Iva Seleš

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360 Searchにウェブサイトを登録する方法と、ICP備案が必要になった理由

晴れた午後の北京・后海、白い石の欄干に沿って並ぶ柳

360 Searchは、Baiduを除けば中国最大級の汎用検索エンジンの一つです。その歴史の大半を通じて、海外企業が360のウェブマスターツールにサイトを追加し、認証し、サイトマップを送信するのに必要なのは360のアカウントだけでした。それが2026年に変わりました。2026年4月以降、このツールはICP備案(ICP备案)のない新規サイトを受け付けていません。ICP備案は、中国本土でホスティングされたサイトしか取得できない登録です。さらに2026年5月21日からは、すでに登録されていた備案のないサイトの削除を進めています。このガイドでは、360 Searchとは何か、どれだけのトラフィックをもたらすのか、ICP備案のルールが海外でホスティングされたサイトにとって何を意味するのか、そして備案がなくても何ができるのかを解説します。

360 Searchとは

360 Searchはso.comで提供されています。360グループ(三六零安全科技、上海証券取引所に601360として上場)に属するサービスで、同グループは中国では無料のウイルス対策ソフトとウェブブラウザで最もよく知られています。so.com自身の規約は、運営者をTianjin 360 Kuaikan Technologyとしています(360のページ収録に関する規約)。

サービス開始は2012年8月で、360のブラウザとスタートページhao.360.cnの標準検索エンジンとして、それまでのGoogleに取って代わりました。2015年1月から2016年2月まではHaosou(好搜)という名称で、いまもその名前を使うツールがあります。StatCounterは現在も「Haosou」として掲載しています。

強みはデスクトップです。同グループは2025年の年次報告書で、iResearchのデータを引用し、PC向けセキュリティソフトとPC向けブラウザの月間ユーザー数をそれぞれ約4億人としています。また、ブラウザと360 Searchを主要なトラフィック源に挙げています。

どれだけのトラフィックをもたらすか

StatCounterの計測では、2026年9月の中国における検索経由の流入のうち、360のシェアは12.35%で、Baidu(46.72%)とBing(21.73%)に次ぐ位置でした(StatCounter)。この数字をもとに計画を立てる前に、知っておきたい点が2つあります。

  • 変動が大きいこと。2026年9月までの12か月間で、360の月ごとの数字は6.62%から18.28%まで振れました。決まった順位ではなく、おおよそ検索流入の10件に1件と考えてください。
  • デスクトップの検索エンジンであること。2026年9月のシェアは、デスクトップの流入で21.68%、モバイルで5.44%でした。御社の顧客がオフィスのPCから検索するなら(B2B、調達、教育)、360の重要性は平均値が示すより大きくなります。スマートフォンで検索するなら、小さくなります。

StatCounterが数えているのは、同社の計測コードを設置したサイトへの、検索結果からのクリックです。中国本土のサイトでこのコードを設置しているところはわずかです。そのため標本は海外向けのサイトに偏っています。海外企業にとって意味があるのはまさにこの視点ですが、中国の検索全体を網羅した調査ではありません。

2026年5月からのICP備案のルール

2026年4月20日、360のウェブマスターツールは、工業情報化部(MIIT)の備案データに基づき、有効なICP備案のない新規登録サイトを今後は保存せず、すでに保有している備案のないサイトも削除すると発表しました。猶予期間は2026年5月20日に終わりました。2026年5月21日からは、有効な備案がない状態が30日を超えたサイトがツールから削除されました。360によれば、そのデータは復元できません。

管理画面では、これが最初のステップで表れます。サイトを追加しようとすると「備案が検出されません」(未检测到备案)と表示され、認証ボタンはグレーアウトしたままです。2026年6月から10月にかけて、360自身のウェブマスターフォーラムは、まさにこの問題を扱うスレッドで埋まっています。国際的な証明書はあるもののICP備案のないサイトを追加できるかと尋ねたユーザーに対し、プラットフォームのモデレーターの答えはひと言、ノーでした。香港のサーバーについて尋ねた別のユーザーには、ICP備案にはサーバーが中国本土にあることが必要で、香港、マカオ、台湾、そしてすべての海外サーバーは制度そのものによって対象外になっていると説明しています(360ウェブマスターフォーラム、2026年7月)。

360のヘルプページは、いまも備案に触れずに認証とサイトマップを説明しています。このルールはサイト追加のステップに組み込まれているため、ヘルプページを読んでも、自社サイトが受け付けられるかどうかの判断材料にはなりません。

ICP備案とは何か、誰が取得できるのか

中国本土でホスティングされるウェブサイトには、すべてICP備案が必要です。根拠は2つの法令で、インターネット情報サービス管理弁法(2000年国務院令第292号)と、非営利性インターネット情報サービスの備案に関する弁法(情報産業部令第33号、2005年3月20日施行)です。備案番号は京ICP备11001839号-1のような形式で、トップページの最下部に表示しなければなりません。有料のオンライン情報サービスには、これとは別にICPライセンス(ICP经营许可证)が必要で、取得はさらに難しくなります。

実務上は次のようになります。

  • 備案を行うのは中国本土の組織または個人です。第33号令が制度をそのように定めているため、中国本土に拠点(子会社、支店、駐在員事務所)を持たない海外企業は、通常、自社の名義で備案できません。
  • 手続きは中国本土のホスティング事業者を通じて、中国語で行います。事業者は備案のないサイトにサービスを提供することが認められていません。
  • 香港や海外でホスティングされたサイトには備案は不要で、取得もできません。多くの海外企業がはまる落とし穴がここです。中国でサイトを速くしてくれる香港のサーバーこそが、備案の道を閉ざしてしまいます。
  • ほかの準備が整ってからも数週間かかります。省の審査期間は法律上最長20営業日で、Tencent Cloud自身の目安では、省によって約1週間から6週間です。中国本土の拠点をまだ持っていなければ、その設立はそれだけで一つのプロジェクトになります。

ICP備案がある場合:登録の手順

御社がすでに中国本土の拠点と備案済みのサイトを持っているなら、手続きはすぐに済みます。

  1. ログイン:360のアカウントでzhanzhang.so.comにログインします。
  2. サイトの追加と認証:360の認証方法は3つあります。metaタグ(360-site-verification)、サイトのルートに置くファイル、CNAMEレコードです(360の認証ヘルプ)。metaタグは6時間以内に公開されている必要があり、CNAMEレコードは24時間で失効します。HTTPSのサイトには、360はファイルかCNAMEを推奨しています。
  3. サイトマップの送信:360はXML、プレーンテキスト、サイトマップインデックスの各ファイルを、UTF-8またはGBKで受け付けます。上限は1ファイルあたり10MB、50,000件のURLです(360のサイトマップヘルプ)。サイトマップ内のすべてのURLをクロールしたりインデックスしたりすることは保証しない、と360ははっきり書いています。
  4. 必要に応じて公式サイトバッジ(官网认证)を申請:会社名義のICP備案が必要で、個人の備案は認められません(360のヘルプ)。

ICP備案がない場合:それでも360にサイトを見つけてもらう方法

このルールで閉ざされるのはウェブマスターツールであって、インデックスではありません。360の規約によれば、同社のクローラーはページからページへリンクをたどり、robots.txtで拒否していないサイトはすべてインデックスしてよいものとして扱います。2026年10月29日に中国本土の外からso.comで検索したところ、python.orgやエストニア政府のサイトのページが表示されました。これらのサイトにはICP備案がなく、360に何かを送信したこともまず間違いなくありません。

ですから、やるべきことは、自力でサイトを見つけなければならないクローラーに対するものと変わりません。

  • 360Spiderを通す。robots.txtでブロックしていないか、ファイアウォールやCDNがチャレンジをかけていないかを確認してください。360は逆引きDNSによる確認に対応しておらず、代わりにクローラーのIPアドレス範囲を公開しています(360のクローラーに関するページ)。
  • 中国本土からサイトにアクセスできるようにする。Googleなどブロックされたホストから配信されるフォント、スクリプト、ウィジェットがあると、クローラーにとっても読者にとっても、ページが半分しか読み込まれないことがあります。
  • きちんとした簡体字中国語のページを公開する。タイトルとディスクリプションも中国語で書きます。
  • 360がすでにクロールしている中国のサイトからリンクを得る。取引先、販売代理店、業界のディレクトリやメディアなどです。
  • Baiduに載る。Baiduは、ICP備案のないサイトでもドメイン認証とURL送信をいまも受け付けており、トラフィックは360の数倍あります。

備案がない場合に手放すのは、コントロールです。サイトマップもURL送信もできず、360が何をインデックスしたかのデータもなく、検索結果でのサイトの見え方にも口を出せません。

始める前に:簡単なチェックリスト

  • サイトは中国本土でホスティングされていますか。そうでなければ、備案はなく、360のウェブマスターツールも使えません。クロールで見つけてもらう前提で計画してください。
  • 中国本土でホスティングされているなら、備案は会社名義ですか。公式サイトバッジにはそれが必要です。
  • robots.txtは360Spiderを許可していますか。ファイアウォールは360が公開しているIPアドレス範囲を通していますか。
  • 中国本土の中から、サイトは最後まで読み込まれますか。
  • 中国語のページに、中国語のタイトルとディスクリプションがありますか。
  • サイトはBaiduに載っていますか。

当社がお手伝いできること

当社はかつて、Baiduと並んで360 Search、Sogou、Toutiao Searchへのサイト登録も行っていました。2026年10月にこれをやめたのは、いずれもICP備案のないサイトの追加を受け付けなくなり、中国本土の外でホスティングされたサイトは備案を取得できないからです。

Baiduは事情が違います。備案のないサイトでもドメイン認証とURL送信を引き続き受け付けており、当社のBaiduサイト登録代行が1ドメインあたりの定額でこれをお引き受けします。当社のポータルで御社サイトのBaiduデータを12か月ご覧いただける利用権も含まれます。残る2つの検索エンジンについては、SogouとToutiao Searchのガイドで解説しています。本当の課題が、中国本土に拠点を設けて中国国内でホスティングするかどうかであれば、お打ち合わせをご予約ください。何が必要になるかを一緒に整理します。

サービス

Baiduなら、今もサイトを受け付けています

Baiduは、ICP备案のないサイトでもドメイン認証とURL送信を受け付けています。当社が送信を代行し、御社サイトのBaiduデータを当社のポータルで12か月ご覧いただけます。1ドメイン、490ユーロの一括払いです。

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